スマホ対応していないホームページでも普通にスマホを使って閲覧することができます。では、そもそもホームページのスマホ対応っていったいどういうことなのでしょうか。
ホームページのスマホ対応とは

通常、パソコンの画面は横長の形をしています。比較的最近までホームページはパソコンの横長画面で見ることを前提に作られていました。
ところが、スマートフォンの登場により、ホームページを縦長の小さな画面で閲覧する機会が急激に増えてきました。今では、スマホでウェブサイトを閲覧する人のほうが多くなっているようです。
スマホ対応ができていないホームページの場合、横長にデザインされたページを無理やり縮小して縦長の画面で表示することになります。これはとても見づらく、操作性もよくありません。
そこで、スマホで閲覧する場合には、縦長で小さな画面でも見やすくし、ボタンなどもタッチしやすいように配置しなおすことが必要になりました。それがホームページのスマホ対応と呼ばれるものです。
スマホ対応のホームページのメリット
スマホを使ってウェブサイトを閲覧する人がどんどん増える傾向にあるため、スマホ対応の重要度はますます高まっています。
下図(出典:総務省「平成29年通信利用動向調査」(2018))を見ていただくと20~40代では80%以上がスマホを使ってネットにアクセスしていることがわかります。

スマホから見やすくなり滞在時間の向上を期待できる
スマホを使って閲覧した場合に見づらかったり、操作しづらいページは、せっかく訪問してくれた人にストレスを与え、きちんと読まれることなく離脱される可能性がとても高くなります。これはとても残念なことですしウェブからの集客を目指す企業にとっては死活問題とも言えるでしょう。
一方、スマホ対応がなされているなら、ストレスをあまり感じることなく読んでいただける可能性が高くなります。ページを最後まで読んでいただけるようになると、訪問してくださった方が見込み客になることも期待できます。これはウェブ集客を目指す企業には欠かせないポイントになります。
グーグルはスマホ対応しているウェブサイトを高く評価する
2015年以降、グーグルはスマホ対応がきちんとされているページを評価するようになってきています。つまり、スマホ対応しておかないとグーグルで検索したときに順位が下がってしまうわけです。
とはいえBtoB企業の場合、まだまだパソコンから閲覧されることが多いようです。では、スマホ対応は不要なのでしょうか。決してそのようなことはありません。
ちなみに、当サイトもBtoBですが、過去6か月のデータを確認したところ、パソコンからアクセスが約76%、モバイルやタブレットからのアクセスが約24%となっています。前年の同時期は、パソコンからアクセスが約79%でした。この1年でパソコンからアクセスが3%減少し、モバイルやタブレットからのアクセスが3%増加しました。
当サイトでも着実にスマホからのアクセスが増えています。BtoB企業であっても早めにスマホ対応しておくことは重要でしょう。

ホームページがスマホ対応できるいるかどうかを確認する方法
グーグルが、スマホ対応できているかどうかをチェックする無料のサービス「モバイルフレンドリーテスト」を提供しています。
チェックしたページのURLを入力して、「URLをテスト」ボタンをクリックするだけで簡単にチェックすることができます。

するとテスト結果が次のように表示されさます。このように表示されたらスマホ対応ができているということです。

一方、スマホ対応ができていない場合、次のように表示されます。問題点も表示されます。

まとめ
今回は、ホームページのスマホ対応とは何かについてまとめてみました。スマホ対応とは、小さな画面のスマホで閲覧しやすいようにホームページを表示したり、指でタッチしやすいようにボタンを配置することでした。
スマホ対応には大きく2つのパターンがあります。
- PC用のサイトとスマホ用のサイトを別々に作る。
- レスポンシブウェブデザインでサイトを作成する。
スマホ対応の具体的な方法については、また別の記事でまとめてみたいと思います。では、今回はここまでです。