新しくウェブサイトを作成したら、Googleの検索結果で上位表示されるようにしたいですよね。でも、Search Consoleからサイトマップを送信し、1ヶ月ほど待っても検索結果に表示されない場合、Googleにインデックス登録されているかどうかを確認したほうが良いかもしれません。この記事では、インデックス登録されているかどうかを調べる方法をまとめてみました。
Search Consoleを使う方法
Search Consoleのインデックス対象範囲という機能を使うとページごとのインデックス登録状況を詳しく知ることができます。
まず、Search Consoleのサイドメニューからインデックス-対象範囲をクリックします。
インデックス対象範囲で確認すべきこと
インデックス-対象範囲を選択すると以下のようなグラフの画面が表示されます。
では、インデックス-対象範囲という機能を使って確認すべきことは何でしょうか。
通常、ウェブサイトを公開し、コンテンツを増やしてゆくとインデックス登録済みのページ数も増加するものです。しかし、そうならないときには注意が必要です。以下のような場合は確認が必要でしょう。
- インデックス登録エラーが急激に増えている場合
- インデックス登録済のページ数が減少しているにも関わらず、エラーが出ていない場合
- インデックス登録されているはずのページの大半が除外されている場合
こうした状況が確認された場合は、ただちに原因を調査する必要があるでしょう。そのような問題の原因としては、robots.txtやnoindexによってブロックされていることなどが考えられます。
また、以前は存在しものの、URLが変更になったり、消滅してしまったページがあるかもしれません。Googleはいったん認識したURLについては、しばらくの間はクロールを試みるようです。それで、消滅したり、URLが変更になった場合などは、robots.txtやnoindexを使ってクロール拒否やインデックス拒否の設定をしたり、リダイレクトを使って変更先のURLに飛ばすなどの対応が必要になります。
インデックス登録されているページ
インデックス-対象範囲で「有効(警告あり)」と「有効」を選択するとインデックス登録済のページを確認することができます。
では、「エラー」、「有効(警告あり)」、「有効」、「除外」の各項目についてもう少し細かく見てゆきたいと思います。
「エラー」について
「エラー」項目に表示されるURLはインデックス登録されていません。「エラー」をクリックして、インデックス登録エラーが急激に増えていないか定期的に確認することは大切なことです。エラーがある場合、「詳細」欄にその内容が表示されます。
上図にある通り、エラーの原因としては、送信したサイトマップに記載されているURLをクロールしようとしたものの、robots.txtやnoindexによってブロックされた場合などを挙げることができます。
いずれにしても、原因を特定して早期解決することで、本来は検索結果に表示させたいページがインデックス登録されないままにならないよう注意したいものです。
さらに、「詳細」欄の赤で囲った箇所をクリックするとエラーになっているURLを確認することができます。
エラー内容とその対象となるURLを参考にエラーを解消しましょう。
「有効(警告あり)」について
「有効(警告あり)」項目に表示されるURLはインデックス登録されているか、最近までインデックス登録されていたものです。登録はされているものの、気をつけておくべき問題がある場合は、この項目に表示されます。
たとえば、robots.txtでクロール拒否しているURLが他のページからリンクを張られた場合、インデックス登録されることがあるようです。その場合、この項目に表示されます。インデックスさせないためには、noindexによってインデックス登録を拒否する必要があります。
「有効」について
「有効」項目に表示されるURLはインデックス登録されています。
「除外」について
「除外」項目に表示されるURLは、何らかの理由でインデックス登録されていません。noindexなどによって意図された正常な動作のこともありますが、ユーザでは対処できない問題が関係していることもあるようです。
「除外」をクリックすると下図のようなグラフが表示されます。
さらに「詳細」欄を見ると、具体的な除外の理由を確認することができます。
site:オプションを使う方法
Googleの検索画面でsiteオプションを使うことでインデックス登録されているページを簡易的に調べることができます。
「site:ドメイン名」と入力して検索すると、入力したドメイン内でインデックス登録されているページが一覧表示されます。ドメイン名の箇所をサブドメインにしたり、サブディレクトリを付加することなどもできます。
たとえば、coeure.co.jpというドメイン内でインデックス登録されているページを確認するためには、「site:coeure.co.jp」と入力して検索することができます。下図のような感じです。
さらに、design.coeure.co.jpというサブドメイン内でインデックス登録されているページを確認するには「site:design.coeure.co.jp」と入力して検索することができます。下図のような感じです。
このブログを運用しているdesign.coeure.co.jp/blogというサブディレクトリ内でインデックス登録されているページを確認するのも同様の方法で可能です。
今回は、作成したウェブページがインデックス登録されているかどうかを確認するための2つの方法をご紹介しました。
もし、サイトマップを送信してもなかなか検索結果に表示されない場合は、そもそもインデックス登録がされているか確認してみてください。
では、今回はここまでです。