ホームページを持ちたい!(サーバー編)1.サーバーってなに?

ホームページを新たに開設したり、古いデザインから変更したいと思っておられる方も多いと思います。

 

ホームページの運用に欠かせない存在なのが「サーバー」です。

「サーバー」。いつもよく聞くものですが、一口にサーバーといってもいろいろな種類があります。

では 1)サーバーとは何でしょうか? 2)どんなサーバーを選べば良いでしょうか? 3)ホームページを公開するためにはどんな作業が必要になるでしょうか?

今回はこれらの点についうて数回に分けて、できるだけ簡潔にまとめておきたいと思います。

(解説で使用される図等は厳密なものではなく、あくまで概念的なものです。 また、以下の情報は特に中小企業、個人の方がホームページを運用するという観点で必用な情報に絞っていますので、その点ご承知ください。)

 

サーバーとは?

まず、「サーバー」という言葉は主に2つの意味合いで用いられます。

 

サービスを提供するコンピュータ

一つ目は、「ユーザーの要求に従ってサービスを提供するコンピュータ」です。つまりそのような物理的な機器もしくは施設(ハード)のことを指します。

たくさんのライトが点滅しているような巨大な施設が思い浮かぶかもしれません。そのような施設の場合、サーバーの役割を果たす小さなパソコンが大量に設置されているわけですが、基本的にコンピュータであることに変わりなく、わたしたちが通常使用しているようなパソコンでも「サーバー」の役割を果たす自体は可能です。

これらの情報のやり取りはインターネットを経由して行われます。

 

例えば、閲覧者(わたしたちのような一般のユーザー)がある会社(A社)のホームページを表示するまでの流れを見てみましょう。

 

1.A社がホームページを制作し、その情報をサーバーに送る。 この、「サーバーに情報を送ること」を「アップロード」といいます。

2.そうすると、サーバーの中にA社のホームページの情報が保管され、いつでも希望する人が見れるようになります。

3.閲覧者が「A社のホームページを見たい!」とサーバーに要求すると、サーバーはA社のホームページの情報を閲覧者に送ります。この、「閲覧者がサーバーから情報を受け取ること」を「ダウンロード」といいます。

4.そうすると、閲覧者のパソコンでA社の制作したホームページを見ることができるようになります。

 

※上記の図は簡略化しています。

 

Webサーバー、メールサーバーなどのプログラム

もう一つの「サーバー」という語の用いられ方は、サーバー(コンピュータ)に入っているプログラム(ソフト)としてです。

「Webサーバー」や、「メールサーバー」などのように「○○サーバー」という語が用いられる場合、それは機器(ハード)のことではなく、そこに入っているプログラム(ソフト)のことを指します。

ここで出てきた「Webサーバー」とは、主にWebサイト(ホームページ)の表示などで活躍するソフトです。そして、「メールサーバー」はメールのやり取りに用いられます。「サーバー」には基本的にこの2つのソフトが入っています。

それで、「Webサーバー」とか「メールサーバー」と聞いても、それはいくつもの別々の「サーバー」があるということではなく、サーバーの中に存在するソフトの事だと認識しましょう。

 

つまり・・・

すこしややこしいですが、「サーバーを借りる」とか「サーバーにアップロードする」などのように、「サーバー」という語が単体で用いられる場合は、基本的に「コンピュータ(ハード)」のことを指します。

そして、この「サーバー」の中には、「Webサーバー」と、「メールサーバー」という「プログラム(ソフト)」が入っています。

このような仕組みによって、ホームページ制作を行なう人は、情報をサーバーにアップロードしてインターネット上に公開することができ、一方、閲覧者(ユーザー)は、サーバーから情報をダウンロードすることによって、公開された情報を受取り、ホームページを見ることができるようになります。

では、サーバーを使うためにはどうしたらいいのでしょうか?

次の記事では、サーバーを持つ2つの方法についてご紹介したいと思います。

 

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