Google広告を出してみたら、クリック単価(CPC)が異常に高い!なぜ?調べてみると、クリック単価の上限に関連した”自動入札” の設定が問題でした・・・。
これからGoogle広告を始める方や、従来型Google AdWords (アドワーズ)からGoogle広告にリニューアルされ、どうも慣れないという方は必見!失敗例と対処法を備忘録としてこの記事に書いています。
初心者の方でもわかりやすくキャプチャ付きで解説していきます。2分もあれば、この点で失敗しない設定方法がわかります。
平均クリック単価が異常に高い!

図のように、Google広告を出してすぐにクリックがありました。しかし・・・、
クリック数:1 に対して、平均クリック単価:¥3870 !?
予想外の高額にびっくりしました。もう少し詳細について調べてみましょう。
Google広告は以下のような構成です。
キャンペーン > 広告グループ > キーワード
イメージとしては、”キャンペーン”というホルダーの中に”広告グループ”が入っていて、それぞれの広告グループのホルダーの中に”キーワード”が入っているということです。

弊社の場合、だれでも簡単編集できるホームページ作成CMS「わっくわくホームページ」を商材としています。この商材のメリットは、自社内で編集できるので”経費削減”ができること、スマホ社会で必須となっている”スマホ対応”のレスポンシブWebデザインという点を挙げることができます。
そのため、広告の構成は以下のようになっています。
キャンペーン:わっくわくホームページ
広告グループ:経費削減、スマホ対応(2つ)
キーワード:広告グループごとに設定(4つ)
今回のケース、どんなキーワードで検索された時にクリックされたのか調べてみると、広告グループ:経費削減 の中の ”ホームページ 編集” というキーワードだったことがわかりました。上図にある通り、このキーワードで6回表示されて、1回クリックされたということです。
キーワードプランナーで確認してみる
こんなに高いはずはない!そう思い、キーワードプランナーで「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を活用し、再度キーワードについて確認してみました。

対象のキーワードである”ホームページ 編集”を入力してみます。すると・・・、

やっぱり、平均クリック単価 ¥140
しかも、「費用¥1700、上限クリック単価¥240で、クリックを12回獲得できると予測されます」となっています。
おかしい・・・。 どこに原因があるのか、さらなる調査を進めます。
設定で「予算」や「入札単価」を確認してみる
Googleは、自身が持つ膨大なデータを活用した「自動入札」を推奨しています。この機能によって、設定にかける時間を短縮でき、無駄な広告費を減らすことができます。もちろん、正しく設定されていればのことですが・・・。
今回の場合、最初のキャンペーン設定に問題があるのではと思い立ち、調べてみました。
特に、自動入札が関係する「予算と入札単価」が怪しそうです。
「入札単価」を確認していると、ある項目が目に留まります。

重視する要素として、赤囲み部分の「クリック数」が選ばれており、入札戦略として「クリック数の最大化」が選択されているのですが、青囲み部分の「クリック単価の上限(任意)」に数字が入っていません。
ヘルプ? を見てみると、次のようなポップアップが表示されます。

赤囲み部分にある通り、「この項目を空白のままにすると、クリック数を最大化するための入札単価は自動的に設定」されるとあります。
実は、以前このアカウントで別のキャンペーンを設定し広告を出したことがあります。従来型Google AdWords(アドワーズ)時代です。その際、アカウント設定で上限入札単価¥202を設定していました。そのため、「自動設定」されても上限¥202の範囲内だと思い込んでいました。しかし、これが間違いでした。
ポップアップの「詳細」をクリックすると、Google広告のヘルプが立ち上がります。
Google広告のヘルプを確認する
「設定」の見出しで、「上限CPCによる入札の上限」の説明があります。

下線部分にある通り、「入札の上限を指定しない場合は、目標予算の範囲内でクリック数を最大限に獲得できるように入札単価が自動的に調整」されるとのことです。
この「目標予算」が何に該当するのかがカギでした。ヘルプを読み進めると、「仕組み」の部分に次のような説明があります。

「目標予算を特に指定しなければ、この入札戦略を使うキャンペーンの1日の予算の残高が目標予算として使われます」
今回のキャンペーンで「1日の予算」は、下図の通り¥2000に設定していました。そして、さらに設定の「予算」の詳細を確認していくと、次のような説明もありました。

設定した¥2000は「1日当たりの平均費用」でしかなく、「予算の最大2倍に増えたりすることがあります」とも書かれています。原因はここにありました!
「予算の最大2倍」ですので、¥2000 × 2 = ¥4000 までは「増える」ことがあり、今回の1回のクリック単価¥3870は、その範囲内だったということです。
「広告品質に関する重要事項」にも記載あり
今回もキーワードプランナーで、検索ボリュームを調べながらキーワードを設定しました。問題となったキーワード「ホームページ 編集」は下図の通りでした。

「月間平均検索ボリューム」はそれほど多くなく、「競合性」も「低」となっています。こういった点もあり、高額になることを予想していませんでした。
「広告品質に関する重要事項」にも次のように書かれていました。

【出典元:Google広告ヘルプ「広告品質に関する重要事項」】
「広告が表示された場合は、その広告の品質がどれほど低くても、(自動入札を使用していない限り)上限クリック単価を超える金額を請求されることはありません」
この「自動入札を使用していない限り」というところがネックでした。
まとめ
こうした経緯があり、「入札単価」の「クリック単価の上限」に数字を入力し設定変更しました。

図のように「入札戦略のステータス」は「学習中(予算変更)」となり、有効となるまでに5日の「学習期間」があるようです。
しかし・・・、 ”自動入札”機能は便利で最適化してくれますが、1つ設定を間違えると意図に反して動いてしまう・・・。思わぬ落とし穴にハマってしまいました。Google広告でクリック単価が異常に高い!と思ったら、自動入札設定を確認してみましょう。
この記事が少しでも皆様のお役に立てばと願っております。今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。

