ホームページを持ちたい!(サーバー編)3.レンタルサーバーの種類

この一連の記事では、ホームページを新たに開設したり、古いデザインから変更したいと思っておられる方のために「サーバー」に焦点を当てて解説しています。

先回の記事では、自社にサーバーを設置するオンプレミスと、レンタルサーバーについて比較しました。

この記事では、レンタルサーバーの種類について」ご紹介したいと思います。

 

 

レンタルサーバーの種類

クラウド型、つまりサーバーのレンタルを行なう形式には大きく分けて以下の4つの種類があります。

1)共用サーバー(レンタルサーバー)

2)(レンタル)専用サーバー

3)VPS(Virtual Private Server)

4)パブリッククラウド

これらのレンタルサーバーには以下のようなそれぞれの特徴があります。

 

 

それぞれの特徴

 

サーバーの種類 特徴 メリット デメリット スキル イメージ
共用サーバー 物理的に同じ一つのサーバーを複数のユーザーで共用する形。 安い!簡単! 自由度が少なく、他のユーザーの影響も受ける。 不要 みんなで使うシェアハウス
専用サーバー 物理的に1台のサーバーを自分だけで使用できる。 好きなように使え、他のユーザーの影響も受けない。 高い。メンテナンスも面倒。 必要 一戸建て
VPS 物理的に一つのサーバーを共有するものの、仮想的には分かれておりその部分は専有できる。 それなりに自由度があり、金額もそれなりに安い。 金額は共有サーバーほど安くなく、専用サーバーほどの自由度もない。 必要 多くの世帯が集まるマンション
パブリッククラウド 一日単位、一時間単位で、スペックやストレージ領域を変更できることが特徴。自分の望むだけ必要な分だけサーバーを活用することができる。 自分の望む通りに拡張可能 時間単位では専用サーバーよりも金額が高くなることがある。 必要 必要なスペースを自由に調整できるホテル

 

 

共用サーバー(レンタルサーバー)

これはもっとも簡単に安く、サーバーをレンタルすることができる方法です。

一般的なホームページやネットショップなどを運営したい場合、このようなレンタルサーバーを活用することを最初に検討できると思います。

 

 

メリット

〇 安い!!(月百円程度~)

〇 特別なスキルを必要としない

 

 

デメリット

〇 複数のユーザーで一台のサーバーを共有することになるので、他のユーザーの使用状況によって速度の低下などの影響が出やすい

〇 皆で共用する以上、皆で守らなければならないルールがたくさんある。自分の好きなようにプログラムをインストールしたりすることはできない

 

 

専用サーバー

もっとも自由に自分の好きなようにつかうことのできるサーバーの形です。

一人だけでそのサーバーを使用していますので、他のユーザーの影響をほとんど受けません。 自分の好きなようにカスタマイズしたり、プログラムをインストールしたりできます。

一方でデメリットも存在するため、特に小規模なホームページを運用する場合には、本当に「専用サーバー」を持つ必要があるか、検討する必要があります。

 

 

メリット

〇 自由度がもっとも高い

〇 他のユーザーの影響を受けることなく、好きなように使える

 

 

デメリット

〇 金額が高い。(月1万円~)

〇 設定、維持管理のスキルが必要(※)

(※)これらのサーバーの管理をお任せできる「マネージド専用サーバー」と呼ばれるサービスもあります。 この場合、専門的な知識も必要なく手間もかかりませんが、その分の「root 権限」と呼ばれる管理者権限がユーザーは持つことができません。

 

 

VPS(Virtual Private Server)

これは、物理的には一台のサーバーを他のユーザーと共用するものの、仮想的には分かれており、簡単に言うと、「共用サーバー」と「専用サーバー」を足して2で割ったような感じです。

それで、「共用サーバーでは物足りない」けど「専用サーバーを持つほどではない」というユーザーに最適です。

自由度は専用サーバーほどではありませんが、共用サーバーよりも自由に使えます。

また費用も、共用サーバーほど安くありませんが、専用サーバーほど高くもありません。

 

 

メリット

〇 比較的自由に使える

〇 比較的安い(月千円程度~)

 

 

デメリット

〇 共用サーバーほど安くはない

〇 専用サーバーほどの自由度はない

〇 設定、維持管理にはスキルが必要

 

 

パブリッククラウド

自分の必要とする分だけサーバーやストレージ領域を活用することができるサービスです。

一時間、一日単位で変更できるため非常に柔軟な設定が可能です。 ただ、その分、設定維持管理のために、「専用サーバー」以上に専門的な知識が必要になる場合があります。

また当然のことながら、多くのストレージ領域を使用したいと思う場合、時間単位では「専用サーバー」よりも高額になることがあります。

 

 

メリット

〇 自分の必要とする分だけサーバーを自由に拡張可能

〇 そのため柔軟な運用が可能になる

 

 

デメリット

〇 高い専門的な知識と手間が必要

〇 時間単位で計算したときに専用サーバーよりも高額になることがある

 

 

主要各社の対応状況

上記の4種類のサーバーレンタルの方法に関して、各社の対応状況を一覧にします。

特定のサービスに関しても、提供元によって自由度や金額などにはいろいろ差がありますので、詳しくは各社のサービスサイトをご確認ください。

No 提供元 共用サーバー 専用サーバー VPS パブリッククラウド 無料体験
ロリポップ!レンタルサーバー × × × 10日間
カゴヤ・ジャパン  ※1 × 2週間
KDDIウェブコミュニケーションズCPI  ※1 ×  ※2 10日間
エックスサーバー × × × 10日間
クイッカ(Quicca) × × × 10日間
さくらのレンタルサーバー 2週間

※1 設定や維持管理を提供元が行なうマネージド専用サーバーです。

※2 root権限付 専用サーバーです。自由に拡張可能という観点でパブリッククラウドに分類しています。

 

 

まとめ

クラウド型サーバー(レンタルサーバー)には大きく分けて4種類の形があります。

そして、それぞれのタイプでもサービス提供元により多くのバリエーションがあります。

費用面や必要なスキル面を考慮して、初めてサーバー運用に取り組む場合には、まず共用サーバーをお勧めしたいと思います。

次の記事では、それぞれのサーバーの持つ特徴について、もう少し詳しくまとめて行きたいと思います。