「ネットショップをかんたん開業する方法」シリーズのその2では、ASP型のサービスについて解説します。個人や中小企業であれば始めやすくおすすめのサービスです。ASP型のメリット・デメリット、無料と有料の違い、選ぶ時のポイントについて分かりやすく書いていきます。
ASP型

ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダーの略)とは、ネットショップに必要なサービスをインターネット経由で提供している事業者のことです。 こうした事業者が提供するWebサービスを使ってネットショップを開設する方法をASP型と呼んでいます。ネットショップの重要な要素であるショッピングカートを提供してくれることから「ASPカート」と呼ばれることもあります。
シリーズその1では、ネットショップを開業する様々な方法をご紹介しました。それらと比較してASP型のメリット・デメリットをお伝えします。
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メリット

すぐに始められる!
ネット環境とPC(もしくはスマホ)があればすぐに始められるのは大きなメリットです。サイト構築に関する専門知識がなくてもかんたんにできます。事業者の提供するサーバーを使用するので、導入もかんたんです。
運用がかんたん!
サービスのアップデートが自動で行われ、サイトの保守に関わる面倒な部分を事業者側が行ってくれます。商品登録や顧客管理、決済方法などシンプルな操作性のものを選べば、毎日の運用は非常にかんたんにできます。
安い!
初期費用や月額固定費0円からでも始められるサービスがあります。商品が売れた場合、手数料が差し引かれますが、開業だけなら0円でスタートできるものもあります。
デメリット

集客が弱い
新たな顧客を獲得するという点で、SEO(検索エンジン最適化)に弱いと言われています。ただ、SNSとの連動で時代の流れに乗れば、それも克服できる要素です。サービスやプランによっては、SEO対策ができるものもあります。
デザインやカスタマイズが限られる
テーマと呼ばれるテンプレートに沿ってサイトを作っていくため、どうしてもデザイン性やカスタマイズ性が低いと言えるでしょう。HTML/CSSなどのプログラミングでカスタマイズできるものもありますが、その点での専門知識が必要です。すぐに始められてかんたんというASP型のメリットが失われてしまいます。
無料と有料の違い

同じASP型でも、無料プランと有料プランがあります。有料プランのみで無料のお試し期間を設けているサービスもあります。もともと有料プランしかなかったサービスが、新たに無料プランを追加したケースもあります。全体として無料と有料にはどんな違いがあるのでしょうか。
機能面での充実
当然のことですが、有料のほうが商品登録数やページ数、デザインテンプレートの数など様々な面で充実しています。アクセス解析機能が使えたり、メルマガ機能を追加できたりします。必要な機能だけを有料で追加していけるようなサービスもあります。
決済手数料が少し安い
有料のプランのほうが決済時の手数料を数パーセント安くしているサービスがあります。しかし、それほど大きく変わらないという印象です。つまり、決済手数料の安さだけで有料プランに変更するということは、それほどないように思います。
独自ドメインの使用
有料プランにすると独自ドメインを使えるサービスが多いです。無料の場合は、事業者のドメインを借りているような状態です。稀なことですが、事業者がサービス提供を終了した場合、”借地”で建ててきたサイトはなくなります。別のドメインで”建て直し”ても”住所”は変わるので、ネットショップのURLが変更になります。
選ぶ時のポイント

分かりやすさ
この点は毎日運用していく時に大切な要素です。商品登録や受注や在庫管理などがシンプルなら、事業そのものに集中できます。逆に面倒だったり複雑なら、その分時間がとられてしまいます。管理画面が分かりやすく使いやすいものを選びたいですね。
利用料金
導入時の費用は無料でも、完全無料というサービスはありません。決済や入金などの際に手数料が差し引かれます。こうした手数料の比率はサービスによって異なります。月額費用が生じても、決済手数料は他のサービスと比べるとかなり安いということもあります。ランニングコストという観点で、どれくらいの売り上げで費用はいくらになるかを考えておく必要があるでしょう。
決済方法の種類
やはり決済方法は多いほうが好まれるでしょう。クレジット、銀行振込、コンビニ払い、電子マネーなど、どんな選択肢があるのかはサービスによって異なります。事前に確認しておきたい点ですね。
商品登録数
無料版の場合、登録数に制限があったり容量の制限を受けることがあります。最近人気のサービスでは無制限になっているものが多くなってきましが、商品数を余裕をもって登録できるか事前確認しておきたいですね。
SNSとの連動
前述の通り、集客の点でSNSとの連動は大切です。販路を広げるチャンスを秘めています。TwitterやInstagram、facebookなどと連動できるかという点も確認しておきましょう。サービスによっては、SNS上で商品購入ができるような機能をもつものもあります。
レスポンシブ対応
訪問者のデバイスの画面幅に合わせて、サイトを自動的に見やすくレイアウトしてくれる機能です。ほとんどの人がスマホで検索して、商品を探し購入する時代です。PCだけでなくスマホでも見やすいサイトにしてくれるレスポンシブ対応も大切ですね。最近ではASP型のサービスのほとんどが対応しています。
まとめ
今回は、ASP型のネットショップサービスについて書いてきました。そのメリット・デメリットについて、また無料と有料の違い、選ぶ時のポイントについてもご紹介しました。
この情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。次回はASP型でおすすめのサービスをご紹介しますね!

